【テレアポは未経験者OK?】主婦の働き方に向いている5つの特徴

公開:2023/11/28 更新:2023/12/05
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「テレアポってどんな仕事?」「きついって聞くけどどんな人に向いているの?」よくこのような声を聞きますが、テレアポは家庭と仕事を両立したい主婦でも働きやすい仕事です。

テレアポはシフト制が中心で、在宅ワークもできるため、未経験からテレアポで活躍している主婦は多くいます。この記事では、テレアポの具体的な業務を含め、どんな点が主婦に向いているか解説します。

ぜひ最後まで読んで、テレアポの詳細なイメージを掴み、疑問や不安を払拭してください。


テレアポとテレオペの違い


テレアポとは「テレフォンアポインター」の略で、電話を使った営業活動、おもに商談や面談の約束をとりつける仕事です。


一方、テレオペは「テレフォンオペレーター」の略で、注文や問い合わせなど、お客様からの入電に対応をすることが仕事です。


いずれも電話業務で、次の2つに分類されます。


テレアポ
発信業務(架電)またはアウトバウンド

テレオペ 受信業務(受電)またはインバウンド


コールセンターをイメージするとわかりやすいでしょう。


テレアポが今でも必要な理由


インターネットが発達し、電話に頼らなくても圧倒的な情報量が手に入るようになった現代、テレアポは時代遅れといわれています。


しかし一部では、次の理由でテレアポはまだまだ有効な手段とされています。


  • インターネットが苦手な層には効果的
  • 顧客の直接的な反応の把握
  • 非接触な営業活動


2020年のコロナ禍以降、密な接触を防ぐ営業方法としても、あらためて見直されました。


テレアポがきついといわれる3つの理由


テレアポはきつい仕事だといわれます。その主な理由を、以下に3つ挙げました。


  1. テレアポの成約率は1割未満
  2. テレアポはノルマが課される職場もある
  3. テレアポは電話をかけた相手に叱られるときがある

順番に見ていきましょう。


1.テレアポの成約率は1割未満

テレアポの成約率は3〜10%未満といわれています。つまり、アポ取りに成功する方がまれで、断られるのがふつうともいえるでしょう。これは、どんなにベテランスタッフでも同様です。


わかっていても、断られることが続けば、自分の能力不足を感じて自己肯定感が下がってしまいます。


そのようなときは、テレアポがきついと感じるでしょう。


2.テレアポはノルマが課される職場もある

テレアポは、ノルマがある職場とない職場があります。ノルマがある場合、一日の「架電数」や「成約件数」にノルマが課されます。


同僚がノルマを達成しているのを見ると、ついつい焦ってしまう……。これもテレアポがきついといわれる理由の1つです。


実際には、テレアポスタッフに「緊張感をもたせる」ことがノルマの目的であるケースも多いため、過度なプレッシャーを感じる必要はありません。


3.テレアポは電話をかけた相手に叱られるときがある

テレアポは、相手が電話に出て初めて、どのような顧客かがわかります。ゆっくり話を聞いてもらえるかもしれないし、ガチャっと切られてしまうかもしれません。


ときにはお叱りをうける場合もあり、そのようなときは誰でも心が折れるものです。


電話の「ガチャ切り」や「お叱り」は、テレアポスタッフの対応に落ち度のないケースがほとんどなので、深く気にする必要はありません。


テレアポがきついときの3つの対処法


テレアポがきついと感じることが増えると、続けてゆく自信がなくなってしまいます。

そのようなときの対処法を3つ挙げました。


  1. テレアポは断られるものと割り切る
  2. テレアポの同僚と気持ちを共有する
  3. テレアポのトークスクリプトを熟読する


1つずつ解説します。


1.テレアポは断られるものと割り切る

テレアポは成約率の低い仕事です。断られるのがふつうであり、むしろ断られる方が圧倒的に多いです。


だからこそ、テレアポはそういうものだと割り切ってしまいましょう。気持ちもラクになり、次の発信にも躊躇がなくなります。


テレアポは架電の数が勝負です。断られたことを深く受けとめすぎず、次の発信へ気持ち切り替えていきましょう。


2.テレアポの同僚と気持ちを共有する

テレアポの同僚に、自分のつらさやしんどさを話して共有するのも効果的です。


ただ話を聞いてもらうだけで、気持ちが立て直せることもあるでしょう。


同じ立場にいる者同士なら、よりリアルにわかりあえるので、気持ちを吐露しあうのは良い発散方法です。


周囲も同じ経験をしているので、1人で抱え込まずに、休憩時間やランチタイムを見計らって、胸の内を聞いてもらいましょう。


3.テレアポのトークスクリプトを熟読する

テレアポにはかなり詳細な<トークスクリプト(話の流れを記した台本)が用意されています。トークスクリプトに沿って話を進めていけば、成約できるよう作られているので、まずはスクリプトに慣れましょう。


トークスクリプトに慣れると自信がつきます。自信がつくと、電話をかけるのが怖くなくなります。


スクリプトそのものではなく、会話の流れをイメージできるようになると、上達が早くなるでしょう。


テレアポで身につく3つのスキル


テレアポは、一見誰にでもできそうですが、いろいろなスキルが身につく仕事です。なかでも特に身につくものを3つ挙げてみました。


  1. 咄嗟の判断力がつく
  2. 美しい日本語が話せる
  3. 入力スピードが上がる


順番に見ていきましょう。


テレアポで身につくスキル|1.咄嗟の判断力がつく

テレアポはさまざまな顧客と話すので、自然と会話力が磨かれ、咄嗟の判断力が向上します。


対面せずに会話をする以上、不必要な間や言い淀むことは、なるべく減らしたいですよね。切り返しがむずかしい場面でも、咄嗟の判断力でうまく言葉をつなげられるようになります。


相手がどのような反応をしても、会話を進めなければならない特性上、伝える力以上のスキルが身につくでしょう。


上級者になれば、相手のトーンによって、臨機応変に対応できるようになります。


テレアポで身につくスキル|2.美しい日本語が話せる

テレアポは言葉だけのコミュニケーションのため、相手に最大限良い印象を与えることが重要です。テレアポに慣れると、丁寧で美しい日本語が話せるようになります。


相手の言い分を受けとめる傾聴の姿勢や、間の取り方も上手になります。


尊敬語や謙譲語、丁寧語を正しく使い分けられれば、自分の主張をやわらかく伝えるスキルとして、テレアポ以外でもいろいろな場面に役立つでしょう。


テレアポで身につくスキル|3.入力スピードが上がる

会話の履歴をパソコンに入力することもテレアポの大事な仕事です。毎日かなりの文字数を入力するので、いつのまにかタイピングスピードが上がります。


最初は切電後に入力していても、そのうち会話をしながら同時に入力したり、ポイントだけ入力したりして、あとから文章としてつなげられるようになります。


タイピング速度の向上は、テレアポだけでなくデータ入力の仕事など、ほかの仕事でも十分活かせるので、メリットが多いです。


テレアポに向いている方の5つの特徴


テレアポに向いている方の特徴を5つピックアップしました。


  1. 未経験だけど働きたい
  2. 人と会話をするのが好き
  3. 楽観的である
  4. 在宅で働きたい
  5. プライベートと両立させたい


このなかで2つ以上当てはまる方は、テレアポに向いています。


テレアポ向きの特徴|1.未経験だけど働きたい

テレアポは年間通して求人の多い仕事ですが、特に未経験者歓迎の求人が豊富です。


社会人としての基本的なルールをしっかり守れれば、商品の知識の有無は問われない場合が多いです。よって、仕事のブランクがあったり、職務経験が少なかったりする方にも挑戦しやすいでしょう。


詳細なトークスクリプトが用意されており、事前にロープレ形式を含んだ研修などがあるので、初心者でも不安に思う必要はありません。


テレアポ向きの特徴|2.人と会話をするのが好き

とにかく電話で話をする時間が長いため、会話が好きな方はテレアポに向いています。会話好きとまではいかなくても、抵抗のない方が望ましいですね。


もともと話すことが得意ではなかったけれど、顧客に感謝される成功体験を重ねるにつれて、会話が好きになったという方もいます。


話すことが極端に苦手であれば別ですが、テレアポは比較的どのような方にでも向いている職種といえるでしょう。


テレアポ向きの特徴|3.楽観的である

良心的な顧客にも多く出会いますが、たまには横柄な方に遭遇するのがテレアポです。断られる場合が続いて結果が出ないこともあるでしょう。


「落ち込んでいても仕方がない」と、前向きに切り替えられる楽観的な思考は、テレアポにとって大きな武器です。


コールセンターには同じ仕事をしている同僚がいるので、気持ちがうまく上昇しないときは、励ましあって乗り越えられる長所もあります。


テレアポ向きの特徴|4.在宅で働きたい

今はコールセンターのリモート化が飛躍的に進んでおり、テレアポも同様です。リモートワーク可の求人も年々増加傾向にあるでしょう。


リモートワークが可能なテレアポ業務は、自宅に専用PCと通話用のヘッドセットが送られてきて、オンラインで研修をうければ、すぐに仕事が始められます。


通勤時間がなくなる分、家事に時間を費やせたり、服装や髪型を整えなくてよかったりする点も在宅のメリットです。


テレアポ向きの特徴|5.プライベートと両立させたい

テレアポの職場といえば、コールセンター勤務のシフト制が中心です。


最後の架電が長引かない限り、基本的には時間どおりに退勤できます。学業との両立や家事育児との両立がしやすい仕事といえるでしょう。


月初から月中にかけて翌月のシフトを決めるケースが多く、子どもの入学式や運動会など、大事な行事にお休みを合わせられます。


ワークライフバランス重視派には向いている仕事といえるでしょう。


まとめ


テレアポはシフト制が中心なので、プライベートを優先しやすい仕事です。


仕事を翌日に持ち込むこともないため、オンオフを切り替えなければならない主婦にも向いています。ほかにも次のような方は、テレアポなら働きやすいでしょう。


  • 時間の制約がある方
  • 仕事とプライベートを両立させたい方
  • 学業と両立させたい学生


コールセンター市場には、リモートワークが可能な求人も多くあります。テレアポに興味のある方は、コールセンター市場で求人を検索してください。

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