学歴不問で求人をかけるオフィスワーク!コールセンターの魅力とは!

公開:2024/01/20 更新:2024/01/21
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求人に関する広告やサイトをみていると、学歴不問で人材募集をかける企業が多々あります。

「学歴が必要ない仕事はあるかな……」とお困りの方に嬉しい条件ではありますが、飲食業や製造業などの肉体労働が目立つ印象。

コールセンターの仕事なら、学歴不問でもオフィスワークが可能です。

この記事では、学歴不問とは何かを解説したうえで、コールセンターで働くメリットやデメリットをご紹介。

求人にまつわる注意点も併せて解説していますので、ぜひ最後まで目を通して、応募の際にお役立てください。

学歴不問とはどういう意味?概要をご紹介


求人広告をみていると応募条件に「学歴不問」の表示を目にする機会があります。


詳しくはどういう意味なのか気になる方に、以下3つの項目を用いて解説します。

  • 学歴不問とは
  • 高卒、中卒との違い
  • 法的拘束力はない
一つずつみていきましょう。

学歴不問とは

「学歴不問」とは、メディアに求人広告を載せる際、学歴は一切問わないと応募者に知らせる表示です。

応募者それぞれが卒業した学校のレベルではなく、「高卒以上」や「大卒以上」など、学歴の条件を問わないと表明しています。

ただ「学歴不問」は法律用語ではないため、すべての企業に通じる明確なルールはありません。

通常、求人情報に記載されている「学歴不問」は、義務教育を終了した中卒以上と同じ意味で記載されています。

高卒や中卒との違い

「学歴不問」と「中卒以上」は内容に大差ありません。

中学校卒業までが日本の義務教育とされているため、中学校は卒業しているものと考えられるからです。

また、応募条件が「高卒以上」の場合は、高校を卒業した方が対象になるので「学歴不問」「中卒以上」と同じではありません。

そのため、高校を中退している方は「学歴不問」「中卒以上」の条件に対して、応募が可能です。

法的拘束力はない

応募条件「学歴不問」には法的拘束力がありません。

たとえ「学歴不問」と表示されていても、学歴の高い人が採用される場合がありますので、注意が必要です。

それは、企業にはそれぞれ求める人物像があるからです。例えば、能力が同じ応募者がいた場合、学歴で判断される可能性もあり得るでしょう。

また、応募者を増やすために条件を「学歴不問」にしているケースもあります。

さまざまなケースがあるので、応募はできるけれど、必ずしも採用されるわけではないと心に留めましょう。

学歴不問のオフィスワーク!コールセンターはこんな仕事


「学歴不問」で求人をかける仕事の一つにコールセンターがあります。

同条件の求人では肉体労働が苦手な方に嬉しいオフィスワークの仕事です。

コールセンターの仕事は電話を用いて顧客とやり取りをする業務で、商品やサービスの問い合わせに答えたり、売り込みをかけたりします。

業務内容は、電話を受ける「インバウンド」と電話をかける「アウトバウンド」の2つにわかれているので、それぞれの詳細を以下に解説します。

インバウンド

「インバウンド」とは、顧客からの問い合わせやご意見、申し込みに対応する仕事です。

具体的な業務内容を以下に解説します。

「 テレフォンオペレーター」

サービス加入や商品の注文に関する問い合わせなどに対応したり、担当部署・担当社員へ電話の取り次いだりするのが主な業務です。
カスタマーサポートやテクニカルサポートが業務内容に含まれるケースもあります。

 「カスタマーサポート」

「お客さま窓口」とも呼ばれる、自社のサービスや商品に関するさまざまな問い合わせに対応する業務です。
サービスや商品の知識とコミュニケーションスキルが求められます。

「 テクニカルサポート」

操作など、高い技能が求められる商品に関する相談の対応をする業務です。
「ヘルプデスク」とも呼ばれ、顧客の要望を聞き出し、専門の担当者に取り次ぐまでを担当します。

顧客の状況をしっかり把握して、悩みを解決できたらとても達成感を感じられそうですね。

アウトバウンド

「アウトバウンド」とは、顧客に営業電話をかける仕事です。

具体的な業務内容を以下に解説します。

「 テレフォンアポインター」

顧客にサービスや商品を紹介するための電話をかける業務です。
商品のプレゼンにむけて商談のアポイントメントを取ったり、時には契約を結んだりもします。
顧客と対面する営業はほかの社員が担当します。

「テレマーケティング」

サービスや商品の市場調査・満足度調査を行う業務です。
電話する相手は対象サービスや商品をすでに使用している顧客になります。
困りごとや要望を聞いて、新しいサービスや商品の開発に役立てます。
たまに追加のサービスや商品の売り込みもします。

マニュアルと商品知識にくわえて、営業能力が必要になってくるため「インバウンド」より向き不向きがハッキリ出そうです。

学歴不問で募集をかけるコールセンターのメリットとデメリットとは


コールセンターで働くメリットとデメリットをご紹介します。

「メリット」

・座りっぱなしで疲れる
・クレーム対応でストレスを感じる
・商品やサービスの知識が必要
・正社員登用のハードルが高め

「デメリット」

・座りっぱなしで疲れる
・クレーム対応でストレスを感じる
・商品やサービスの知識が必要
・正社員登用のハードルが高め


仕事には向き不向きがあるので、未経験で始める前に自分に合いそうかしっかり把握しておくとよいでしょう。

それぞれを解説していきます。

メリット

コールセンターで働くメリットを4つご紹介します。

「高収入を期待できる」

未経験からでも高時給が狙えます。
「アウトバウンド」でインセンティブがつく場合もあるので、短い時間でもしっかり稼ぎたい方に合います。


「シフトの融通が利きやすい」

「週2日〜」「1日4h〜」などシフト制の求人が多く、主婦やフリーター・学生など、自分の生活を優先しながら働きたい方に人気があります。


「服装・髪型が自由な場合が多い」

顧客とは電話越しの対応のため、普段着のまま働けるのが魅力です。
ファッションにこだわりたい方にも適しています。


「マニュアルがあるため未経験でも始めやすい」

マニュアルをみながら業務ができるため、未経験者でも働きやすいです。
研修制度がしっかりしているため、資格がなくてよい求人がほとんどです。

シフト制で服装や髪型が自由のため、空いた時間を有効活用してしっかり稼げる印象があります。

デメリット

コールセンターで働くデメリットを4つご紹介します。

「座りっぱなしで疲れる」

デスクで電話応対やパソコン業務をするオフィスワークのため、肩がこったり目が疲れたりします。
休憩時に背伸びやストレッチなどでリフレッシュするとよいでしょう。


「クレーム対応でストレスを感じる」

仕事中に顧客からクレームを受けるときがあります。
職場によってはクレーム用のマニュアルがありますが、理不尽なクレームにはストレスを感じる方もいるでしょう。



「商品やサービスの知識が必要」

発信・受信ともにサービスや商品の知識をつける必要があります。
特に受信担当は問い合わせ内容の幅が広いため、初めは大変だと感じる方もいるでしょう。



「正社員登用のハードルが高め」

コールセンターは正社員登用のハードルが高めといわれています。
ただ、正社員登用の体制が整えられた企業も存在しています。


しっかり知識をつけて、その時々の状況に臨機応変に対応する必要があるため、正社員登用のハードルが高いのかもしれません。

コールセンターに向いている方の特徴を5つご紹介


コールセンターに向いている方の特徴を以下に5つご紹介します。

  • 話を聞くのが好き
  • 気持ちの切り替えが早い
  • 素直である
  • 臨機応変な対応ができる
  • 報告・連絡・相談ができる
一つずつみていきましょう。

「話を聞くのが好き」

話を聞くのが好きな方はコールセンターの仕事に向いています。
顧客の話を注意深く聞き、寄り添った対応ができれば、円滑な問題解決が可能なためです。


「気持ちの切り替えが早い」

気持ちの切り替えの早さも、コールセンターの仕事に向いている人の特徴です。
切り替えの早い方は、気持ちに安定感があるため、電話対応の質がたもてます。


「素直である」

素直な性格の方もコールセンターの仕事に向いています。
研修期間では顧客対応の仕方や、サービス・商品に関する知識を学ぶため、素直にわからないことを質問できる方は成長が早いです。


「臨機応変な対応ができる」

さまざまな状況に臨機応変に対応できる方は、コールセンターに向いています。
マニュアル通りの対応で問題解決できない場合には、臨機応変な対応が求められます。


「報告・連絡・相談ができる」

報告・連絡・相談がしっかりできる人はコールセンターの仕事に向いています。
状況に応じて上司や先輩と適切にコミュニケーションを取れたら、業務をスムーズに進められます。


全体的にみて、人とのコミュニケーションが苦にならない方がコールセンターに向いている印象を受けます。

学歴不問の仕事に応募する際の注意点4つ


学歴不問の求人に応募する際の注意点を、以下に4つご紹介します。

  • 年齢重視の場合がある
  • 高学歴の方が優先される場合もある
  • 履歴書・経歴は正直に書く
  • 最終学歴を確認される場合がある
どうしても学歴が採用基準になってしまう場合があります。それ以外にも気をつけておきたい点もあるので参考にしてください。

それぞれを以下に、一つずつ解説していきます。

年齢重視の場合がある

学歴に関しては不問でも、年齢はみられる場合があります。

正確で迅速な判断が求められる業務においては、若い方を採用したいと考える企業も少なくありません。

専門性が高い仕事、技術伝承に重きをおく仕事も同じです。

「より長く働いてもらいたい」「物覚えがいい方と一緒に働きたい」といった場合には、若い方を優先するケースが考えられます。

高学歴の方が優先される場合もある

より多くの人材を募りたいのが目的で学歴不問の求人を掲載している場合、中卒・高卒よりも大卒などの高学歴の人が有利になる場合があります。

書類作成を行う営業アシスタントや事務職なども、学歴が応募者の採用基準に加わる可能性もあるでしょう。

ただ、コールセンターの仕事の場合は、コミュニケーション能力や気持ちの切り替えの早さなど学歴以外でみなければいけない条件があります。

そのため、面接での受け答えにしっかり対策して「この人と一緒に働きたい」と思ってもらいましょう。

履歴書・経歴は正直に書く

応募の際、提出する履歴書や職務経歴書には、偽の内容を記載しないようにしましょう。

判明すると信頼を失われるだけではなく、内定・採用の取り消し、場合によっては罪に問われる可能性もあります。

もし学歴や職歴にコンプレックスがあり、何らかの事情で空白期間があったとしても、事実ではない申告は必ず避けましょう。

最終学歴を確認される場合がある

学歴不問と記載されていても、面接において最終学歴を確認される場合があります。

応募の数を増やすために求人を出したり、高学歴の方を採用しようと考えていたり、企業により、学歴不問の条件に対する姿勢は違います。

長期間、働ける人材が欲しい企業では、履歴書をみて高校や大学を途中で退学した理由を聞くケースがあります。

最終学歴や退学理由などを聞かれる準備を行うとよいでしょう。

まとめ

「学歴不問」と「中卒以上」は意味があまり変わらず、誰でも応募可能です。

肉体労働が苦手な方々に嬉しいオフィスワークのため、メリットやデメリットを把握した上でコールセンターの仕事が気になる方はチェック必至。

採用は学歴で判断される場合もあるが、対策としてコミュニケーション能力を磨くのもよいでしょう。

記事を読んで「これ、自分にもできそうだな」と思った方は、ぜひ応募してみましょう。

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