コールセンターは資格がなくても働ける?役立つ資格やスキルを解説
コールセンターは資格不要!あれば役立つおすすめ資格6つ
コールセンター求人は資格の必要ないものがほとんどです。
資格がなくても働ける点が魅力の一つですが、持っていると役に立つ資格があります。
コールセンターの業務内容は、お客様からの電話を受けて対応する仕事なので、コミュニケーションやパソコンの操作スキルに関連する資格があると役に立つでしょう。
具体的には以下のような資格があります。
上記6つの資格について、詳しく解説します。
①基礎の知識やスキルが身につく「コンタクトセンター検定」
別名「コン検」と呼ばれる資格です。
コンタクトセンター業務に必要な知識やスキルを学び、学んだ証明として資格取得ができます。
「オペレーションレベル」と「プロフェッショナルレベル」があります。
オペレーションレベルには3種類、プロフェッショナルレベルには2種類の検定があるので、ご自身に合うレベルを選びましょう。
オペレーションレベルの一つ「エントリー資格」は、コンタクトセンター検定で唯一コールセンター未経験者でも受験できるコースです。「コールセンターで働く前に取得したい」と思う方は、エントリー資格の受検を検討しましょう。
オペレーターから管理職まで幅広いコースが網羅されているので、レベルを上げながらの資格取得が可能です。
②電話対応能力に特化した「電話応対技能検定」
別名「もしもし検定」と呼ばれるこちらの資格は、ビジネスシーンで必要なコミュニケーション能力や電話対応能力を評価する検定です。
ビジネスマナーや正しい日本語、機密保持、レベルの高い電話対応やコミュニケーション能力を身につけられるのが特徴です。
4~1級があり、段階的に受検しながらステップアップを目指せるでしょう。
③顧客対応力を習得する「CSスペシャリスト検定」
CSとは「Customer Satisfaction=顧客満足度」の略称です。
こちらの資格はビジネスの総合力を高める資格で、顧客対応力や問題解決力を習得できます。
「ベーシックレベル」「プロフェッショナルレベル」「スペシャリストレベル」の3つのレベルに分かれているので、レベルに応じた資格の取得が可能。
特に「ベーシックレベル」は顧客対応能力や問題解決力を習得できるので、コールセンター業務にも役に立つ内容となっています。
④マイクロソフト関連の資格「MOS検定」
MOSはMicrosoft Office Specialistの略称で、マイクロソフト(エクセルやワードなど)のスキルを証明する資格です。
ワード・エクセル・パワーポイント・アクセス・アウトルックといったソフトごとに受験が可能です。取得するとパソコンスキルを客観的に証明できるメリットがあります。
ご自身のパソコンスキルをアピールしたい、またコールセンターで働く前にパソコン操作の練習も兼ねて受検したいといった方にぴったりでしょう。
⑤実践的なPCスキルを学ぶ「日商PC検定」
日本商工会議所が主催のパソコン検定で、公的資格(国家資格と民間資格の間)です。
ベーシック・3級・2級・1級とレベルを上げながら、受検・資格取得が可能です。
実践的なパソコンスキルを習得できるので、コールセンターでの入力業務に役立つでしょう。
⑥ビジネスマナーを学ぶ「ビジネス実務マナー検定」
ビジネス上で適切な判断や行動ができるかどうか、社会人としての常識やマナー、またコミュニケーション能力が備わっているかを証明する資格です。
3級、2級、1級とグレードアップし、合格するとビジネス社会の基本ルールが身についているとアピールができます。
コールセンターで活かせるスキル
コールセンターで役立つ資格のほかに、活かせるスキルもあります。これから紹介するスキルがあると、職場で重宝されたり、仕事をするうえで自信につながったりします。
コールセンターのオペレーターではどのようなスキルが身につくのか、こちらの記事も併せてご覧ください。
コミュニケーションスキル
コールセンターでは、お客様の電話対応が主な仕事内容となります。対面ではなく電話越しの対応となるので、顔が見えない分、口調や声色からお客様の状況などを把握する高い傾聴力が必要となります。
また、コールセンターは状況に応じた言葉選びや話し方も重要となるため、コミュニケーションスキルがあると役に立つでしょう。
パソコンスキル
コールセンターは、最低限のパソコンスキルがあればよい場合がほとんどです。
やり取りの記録を入力するシステムはコールセンターごとに異なりますが、入社後に研修があるので心配はいりません。
パソコンスキルは最低限でよいですが、速いタイピングができると強みになり、入力時間とお客様をお待たせする時間を短縮できるメリットがあります。
また、ブラインドタッチは基本的なやり方を学び練習すれば1週間程度で身につけられます。気になる方は習得しておくと安心でしょう。
ビジネスマナー
コールセンターは、電話でのお客様対応がメインとなります。
そのため、正しいビジネスマナーが備わっていると、顔が見えなくてもよい印象を与えられます。
ビジネスマナーの一つに言葉遣いがあり、正しい敬語や言い回しが身についていると、コールセンター業務に役に立つでしょう。
コールセンターで資格取得するメリット
コールセンターで働くうえで、資格を取得するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
資格取得のメリットについて解説します。
キャリアアップ
実はコールセンターは、キャリアアップが狙える仕事なのをご存じでしょうか?
コールセンターで実務経験を積んだら、まずはリーダーへのキャリアアップが目指せます。リーダーは、複数名のオペレーターが集まったチームをまとめたり、オペレーターをフォローしたりする役割です。
コールセンターに関連した資格を持っていると、「自身の能力や資質がリーダーにふさわしい」と示せます。雇用条件の優遇や、リーダーへキャリアアップできる可能性が高まるでしょう。
自分のスキルや知識を証明できる
資格があれば、履歴書に書くだけで面接官に持っているスキルをアピールできます。その資格が、入社後のキャリアアップの要素となるかもしれません。
資格がないと、相応のスキルがあっても「本当なのかな?」と思われてしまう可能性もあります。
また、コールセンターに関連した資格を持っていると、「本当にこの仕事がしたい」と熱意をアピールすることもできます。
資格不要な求人の多いコールセンターですが、資格を持っている場合、ほかの応募者との差別化にもなるでしょう。
自信につながる
資格を持っていると、仕事に対する自信アップにつながります。
理由は以下の3つです。
- 資格を持っていると、会社や上司に自分のスキルや知識を証明できるから
- 努力して資格を取得した経験が、自己肯定感を高めるから
- 資格がある安心感で、心に余裕を持って業務に臨めるから
自信を持って仕事ができるのは、長く続けていくための大切な要素です。
海外在住でもオンライン受検できる資格3つ
「海外在住でも受けられる資格を探している」「できれば自宅で受検したい」方へ、オンライン受検が可能なコールセンターに活かせる資格を紹介します。
受検する資格によって、「スマートフォンのみで受検OK」や、「パソコンが必須」など条件があります。事前に調べておくと安心でしょう。
①Excel表計算処理技能認定試験(公開試験)
エクセルの資格検定試験です。Excel2019・Excel2016・Excel2013の3バージョンに対応しています。
バージョンごとに3級・2級・1級とグレードアップしていく特徴があります。
将来、コールセンターのリーダーやSV(スーパーバザー)を目指すのであれば取得しておくとよいでしょう。
公開試験と随時試験があり、オンライン受検ができるのは公開試験です。オンライン受検を希望される方は、随時試験に申し込まないよう注意しましょう。
関連:『コールセンターのSVになるには?仕事内容や求められるスキルも解説』
②コミュニケーション検定(公開試験)
ビジネスシーンで、相手と上手にコミュニケーションができるための知識やスキルを学び受検する資格です。
初級と上級の2つのレベルがあります。
一定レベルのコミュニケーション能力をアピールできるでしょう。
こちらの資格も、①と同様に公開試験がオンライン受検の対象となります。
③タイピング技能検定
文章を見ながらタイピングするスキルを学び取得する資格です。
タイピング技能検定では、正確さとスピード感が求められます。
タイピングはパソコンを使ううえで欠かせないスキル。タイピングスキルの高さを資格で証明できれば、コールセンターの即戦力として期待されるでしょう。
まとめ
今回はコールセンターで役立つ資格について紹介しました。
本記事の内容を要約すると、下記の通りです。
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