専門学生ができるバイトの選び方を紹介!学業との両立ポイントとは?

公開:2024/01/22 更新:2024/01/22
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「学業とバイトの両立は大変!」「学生はバイトをしている暇がない!」


このような意見を目にすると専門学生がアルバイトは可能か気になるのではないでしょうか?


専門学生でもバイトの条件を選べば学業と両立はできます。


この記事では専門学校生のアルバイト状況や両立のポイントを解説。


学校が忙しい中、一人暮らしなどの専門学校生がどのようなアルバイトをしているか、その内容や収入も紹介します。専門学生でアルバイトを探している方は参考にしてください。

専門学生でもバイトと学業をこなせる?


専門学校の期間は通常2~3年で、短期間で高度な技術や知識を習得する必要があります。専門学校生はスケジュールが忙しいとされますが、多くの学生がバイトをしています。


学校や学科によって忙しさは異なり、週7日授業を行う学校はまれですが、学業とバイトの両立は可能です。


授業とバイトを両立するためには自由度の高いバイトや自宅から近いバイト先を選ぶなどの工夫をしなけらばいけません。


基本は学校生活だけで忙しい日々を送る場合が多いです。

学業とバイトをこなすためのポイント


先ほどもお伝えしたように、専門学校生の多くがアルバイトに従事しています。学業との両立をするためには、以下のポイントが大事です。

  • 勤務体系が柔軟な職場を選ぶ
  • 通勤時間が短い職場を選ぶ
  • 学業にプラスになるバイトを探す

学業に支障をきたさないような慎重なバイト選びが重要です。

専門学生はよりよいバイト先を選択できれば効率的に学業とアルバイトを両立はできます。

勤務体系が柔軟な職場を選ぶ

専門学校生がバイトを探す際のコツは、シフトの自由度が高い職場を選ぶことです。授業や実習、テストでスケジュールが埋まるため、スキマでできるバイトが必要です。


テスト前は出勤日数を減らし、長期休みにはシフトを多めにするなど、柔軟な対応ができるバイト先を選ぶことが重要。


固定シフトのない場所を選び、勤務希望の提出期限が柔軟で短時間の勤務も可能な場所がおすすめです。


また、バイトでも有給取得できる場合もあるので考慮しておくといいでしょう。

通勤時間が短い職場を選ぶ

専門学生にとって、忙しい授業や実習の中でもバイトをするためには自宅か学校の近くのバイト先がおすすめです。遠いアルバイト先では通勤に時間がかかり、スケジュールがタイトになる可能性があります。


一方で、自宅や学校から近いアルバイト先は通勤時間を短縮し、授業前あとの時間も有効活用できるでしょう。自宅から近ければ専門学生は忙しいスケジュールの中で仕事と学業のバランスが取れます。

学業にプラスになるバイトを探す

専門学生が学んでいる分野のアルバイトは将来のキャリアにおいてもプラスになるでしょう。アルバイトを通じて得るお金と知識は経済的な部分と仕事の両面でメリットがあります。


また、専門学校で学んでいる分野のアルバイトは実践的なスキルや経験を積むよい機会です。働きぶりが認められれば、将来の就職先としての可能性も広がります。専門学生はアルバイトを通じて学業にプラスになるバイト先を選ぶのが重要です。

専門学生におすすめのバイト


専門学校生は忙しく、効率的にバイトするには多くの条件が求められます。そこで、学校との両立がしやすいバイトを紹介します。


専門学生におすすめのバイトは以下です。

  • コールセンター
  • コンビニの店員
  • 販売員
バイト選びのコツとして、自分のスケジュールに合わせて働けるかなどの仕事内容の柔軟性が重要です。

それぞれを紹介します。

コールセンター

コールセンターは電話対応を心配する方もいますが、ほとんどの職場でマニュアルが整備されており安心して働けます。


おすすめポイントは、24時間稼働している場合にシフト時間の融通も利き、深夜シフトで高時給が狙えるところです。


マニュアルに沿った正しい接客スキルが身につくので就職活動にプラスになり、座り仕事のため、体力の消耗も激しくありません。


専門学校生にとっては、効率的で向いているバイトの一つとされています。

コンビニの店員

コンビニバイトは専門学生にとっておすすめのアルバイトの一つです。短時間の求人が多く、24時間営業の店舗も多いため、時間を自由に使え、シフトのバラつきにも対応しやすいです。


店舗数も多いので自宅近くでバイト先を見つけやすく、シフトの融通も利きやすい特徴があります。また、24時間営業の場合は深夜シフトで時給がアップする可能性もあり、経済的にも専門学校生にプラスになるでしょう。

販売員

販売員の主な仕事は、お客様への接客と商品の販売です。具体的な業務はお客様の出迎え、提案・商品説明、会計、商品の包装、お見送りなどがあります。


そのほかには店内の清掃、商品整理、ディスプレイ、検品などの周辺業務も含まれます。

接客の仕事をする中で、丁寧な言葉づかいや対人スキルも身につくので将来のキャリアにもプラスになるでしょう。


人と会話するのが好きな方は販売員の仕事がおすすめです。

おすすめのバイトで身につくスキル


アルバイトを通じて身につくスキルは、社会に出たときに役立ちます。敬語の使い方やコミュニケーション能力が向上し、仕事の段取り力や進め方などは将来に役立つスキルになるでしょう。


そこで先ほど紹介した以下の仕事で身につくスキルを紹介します。

  • コールセンター
  • コンビニの店員
  • 販売員
それでは、一つ一つの仕事で身につくスキルを詳しく見ていきましょう。

コールセンターで身につくスキル

コールセンターは正確で丁寧な言葉遣いや敬語の使い方が求められ、よい印象を与えるのが重要です。


コールセンターの業務ではさまざまなお客様に対応するため、内容を的確に理解し、わかりやすく説明する力が養われます。


また、クッション言葉の使い方も重要であり、会話のスキルは電話対応を通じて磨かれます。


専門学生はコールセンターのバイトを通してさまざまなコミュニケーションスキルが身につくでしょう。

コンビニの店員で身につくスキル

コンビニの業務は単純な仕事に限らず、複数の仕事を同時にこなす必要があります。店内清掃やレジ待ち、在庫確認などさまざまな業務が同時に発生し、周囲の状況やほかのスタッフの動きを把握し連携しなければいけません。


バイト中はお客様の動向を確認し、待ち時間を最小限に抑えるためにも、効率的な作業が求められます。


これらの経験を通じて、専門学生は効率的なタスク管理とコミュニケーション能力を身につけられるでしょう。

販売員で身につくスキル

販売職を経験すると最も伸びるスキルは、接客・販売におけるコミュニケーションスキルであり、どのような仕事でも役立ちます。


毎日異なるお客様とのコミュニケーションが求められ、個別のトークスキルを培えます。コミュニケーションスキルの向上には、話す力だけでなく、聞く力も同様に重要です。


会話だけでなく、お客様の要望に正確かつ素早く応えるスキルが最も大切です。


販売員のバイト経験はコミュニケーション力だけでなく、さまざまなスキルを身につけられるでしょう。

学生バイトの月収と労働時間


バイトをするときに気になるのが月収と労働時間ではないでしょうか。

この章ではアルバイトの平均の月収と労働時間を紹介します。


平均月収と労働時間がわかれば、自分の状況で働いた場合の月収と労働時間の目安ができるでしょう。


それでは、バイトの平均月収と労働時間を見ていきましょう。

平均は3~5万円

「令和2年度学生生活調査」によると、大学生のアルバイトの平均収入は1年間で36万6,500円です。


これを月収に換算すると約30,500円で、時給1,000円程度を基準に考えると週8〜9時間の労働が前提となり、週2〜3日の勤務が妥当とされます。


都道府県ごとに最低賃金が異なるため、首都圏など物価の高い地域ではもう少し高い月収が期待できます。


バイトの平均月収は5万円台が最も多いですが、学業も忙しい専門学生は最高でも5万円と考えておくといいでしょう。

平均労働時間

大学生のアルバイトの労働時間は、平日では18時〜22時で4時間ほど、土日休みは6時間ほどの長めのシフトが一般的で、週3〜4日働くのが一般的です。


家族の扶養範囲を超えないように週20時間以内の働き方を選ぶ学生もいます。

週の労働時間が最も多いのは「週に11〜15時間」で、その割合は19.7%。


1週間に21時間以上働く学生は全体の9.9%で、無理のない範囲でシフトを組む学生が多い一方、バイトをしない学生も27.9%存在しています。

バイト代で発生する税金


アルバイト代が一定の額を超えると、所得税と住民税が課税されます。


課税は1月から12月までの掛け持ちバイトや途中で退職した給与も合算されます

アルバイトや給与を得る場合も一定の額を超えると税金がかかり、収入に応じた税金の支払いが必要です。


所得税や住民税が発生する条件をそれぞれみていきましょう。

103万円超で所得税が発生

所得税はアルバイトの給与所得者も対象です。年収が103万円を超える場合や月収が8万8,000円以上の場合には、税金が課されます。


扶養控除を受けておらず、扶養内でない場合、最低でも給与の3.063%分の所得税が天引きされます。


年収103万円を超えると親の扶養控除は受けられなくなるので注意が必要です。

​​また、年収103万円以下であれば、源泉徴収もされず、年末調整も不要です。

100万円超で住民税が発生

住民税には非課税限度額があり、これは給与所得控除を除いた所得が非課税限度額以下であれば課税されません。


自治体によって非課税限度額は異なりますが、一般的には45万円で、給与所得控除の55万円と合わせて年間100万円以内であれば住民税がかからなくなります。


ただし、詳細な計算は各自治体のホームページを確認するといいでしょう。


未成年者・障害者・寡婦または寡夫の場合は給与年収が204万4千円以上が課税対象となります。

まとめ


専門学生は忙しい中でもアルバイトをしている方が多く、探せば働きやすいバイト先はあります。アルバイト選びでは条件を確認し、学校との両立を最優先に考えるべきです。


学校から近く、シフトが自由な場所を選ぶのがいいでしょう。特にコールセンターは服装やシフトの融通が利くので専門学校生におすすめのバイトです。


学業と両立できるバイトができれば、より充実した専門学校生活を送れるでしょう。

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