シフト制とは?シフト制+在宅ワークは海外在住者にも魅力的な働き方
自身や家庭の都合、また母子(親子)留学などで今海外に住んでいて、海外に住みながらできる在宅ワークを探している方へ。
求人を探す中で「シフト制」の仕事が気になっている方はいませんか?
「シフト制の仕事が気になるけど海外在住でもできるのかな」
「シフト制が自分のライフスタイルに合っているか不安」
といった疑問や悩みをお持ちの方に向けて、この記事では以下の点を中心にご紹介します。
- シフト制とは
- シフト制のメリット・デメリット
- 海外在住者にシフト制がおすすめな理由
シフト制とは?
シフト制とは、勤務シフトなどを1週間ごとや1ヵ月ごとに作成することで勤務日時を決める働き方です。※
シフト制は働く日時が定まっていないので、あらかじめ雇用主に勤務希望日を提出し、ほかのスタッフと交代制で働きます。
主に、以下の業種でシフト制が導入されています。
- レストランやカフェなどの飲食店
- 工場などの製造業
- 運送ドライバーなどの運送業界
- コールセンターなどのオペレーション業界
シフト制には3つのタイプがある
シフト制には固定シフト制、完全シフト制、自由シフト制の3タイプがあります。
それぞれのタイプを解説するので、希望の求人がどれに当てはまるかを確認しましょう。
①固定シフト制は「曜日や時間が固定されている」
固定シフト制は、働く曜日や時間が固定されている働き方です。「曜日固定シフト制」や「時間固定シフト制」とも呼ばれます。
例えば、月~水の9:00〜14:00で固定すれば、毎週その曜日や時間で働くことになります。
同じ曜日・時間を担当するため、シフト制の中でも安定した働き方が可能です。
シフトの見直しは半年ごとまたは1年ごとが一般的。そのため、希望シフトの申請を頻繁に行う手間が省けるメリットがあります。
固定シフト制は、コールセンターなどのカスタマーサービス業でよく導入されている働き方です。
②完全シフト制は「いくつかのパターンから選ぶ」
完全シフト制は、勤務先からいくつかのシフトパターンが用意されている働き方です。
例えば早番・遅番の2交代制や、朝・昼・晩の3交代制が代表的で、そうしたシフトパターンの中から選択します。
1週間ごとや1ヵ月ごとなど、一定期間でシフトが入れ替わるのが特徴。
工場のラインなど、24時間稼働している業種に多い働き方です。
③自由シフト制は「出勤日時のパターンがない」
自由シフト制は、シフトパターンや曜日(時間)の固定がなく、従業員が働きたい日や時間帯を選ぶシフト制です。
シフトの希望を1週間または1ヵ月ごとに勤務先に申請するため、家庭の用事など仕事以外の予定が多く入っている方に向いているでしょう。
スーパーマーケットなどの小売業や、レストランなどの飲食業に多い働き方です。
シフト制のメリット&デメリット
ここからは、シフト制のメリットとデメリットについてご紹介します。
メリット
シフト制のメリットは以下の3点です。
- ライフスタイルに合った日程で希望が出せるので、プライベートの予定が立てやすい
- 都合の良い時間帯を選べるので、時間の融通が利きやすい
- 時給がアップする時間帯(深夜や早朝など)を狙えば、収入アップにつながる
特に主婦(主夫)の方は、ご家庭の事情などでスケジュールが変動しやすいですよね。
1ヵ月ごと(または1週間ごと)にシフトの希望が出せるシフト制であれば、プライベートと両立しやすいでしょう。
デメリット
シフト制のデメリットは以下の2点です。
- シフトが決定するまで先の予定が立てにくい
- シフトの希望を出しても、必ずしも希望が通るとは限らない(特に大型連休や繁忙期など)
応募の際に、あらかじめシフト決定のスケジュールを勤務先に聞いておくとよいでしょう。
また、大型連休や繁忙期で休みが取りづらいと感じた時は、スタッフ同士で相談し、調整し合えるとよいです。
シフト制に向いている人
シフト制は以下の方にぴったりな働き方です。
- 家庭のスケジュールで忙しい主婦(主夫)の方
- 深夜または早朝に働きたい方
子どもの学校行事や習い事でスケジュールが変わりやすい主婦(主夫)の方であれば、週ごとにシフト希望が出せるとスケジュールが組みやすいです。
海外在住の方は、日本時間の深夜や早朝といった時給アップの時間帯を狙って仕事ができるのでシフト制に向いているでしょう。
シフト制の反対は「固定制」
固定制は、すでに働く曜日や時間が決まっている働き方です。
一般企業での導入が多く、出勤日も休日も決まっているので先の予定が立てやすいメリットがあります。
一般的に9〜17時など日中の時間帯が多いので、日本との時差がある海外在住の方や、深夜・早朝に働きたい方には不向きでしょう。
シフト制を導入する雇用側のメリットとは?
シフト制の採用で従業員が交代で勤務できるため、雇用側は稼働時間を長くできるメリットがあります。
24時間営業のコンビニや工場、コールセンターなどにシフト制を導入している企業が多いのもそのためです。
ほかにも、従業員のプライベートを尊重したスケジュールが組めるメリットがあります。
シフト調整のコツ
コツ1:自分や家庭の予定を整理しておく
シフトの希望を出してから間違いに気づいても、すでに勤務先がシフト調整を始めてしまっている場合もあります。
こうした間違いを防ぐために、あらかじめ予定を手帳やアプリを使って整理しておきましょう。
コツ2:人手不足になりがちな曜日や時間を把握しておく
希望者が少ない曜日・時間帯は希望が通りやすいので、人手不足になりがちな曜日・時間帯に希望を出すこともコツの1つです。
コツ3:なぜ希望のシフトが通らないのか聞いてみる
希望が通らない理由が分かれば、対処法を考えられます。思い切ってシフト担当者に理由を聞くのもよいでしょう。
海外在住でもシフト制勤務は可能?
ここまでシフト制についてご紹介しました。
ここからは、海外在住でもシフト制勤務ができるのか、またおすすめの理由を紹介します。
答えはYES
政府の働き方改革やコロナ禍をきっかけに、在宅ワークの求人が増え、海外在住の方もシフト制の在宅ワークが可能になりました。
PR市場では、シフト制の在宅ワークを445件取り扱っています。※2023年11月14日時点
「海外在住だけどシフト制で働きたい」と思う方は、ぜひ検索してください。
海外在住者に「シフト勤務+在宅ワーク」がおすすめな理由
固定制の仕事だと日本時間でのスケジュールになるので、時差の関係で勤務時間に影響が出てしまいます。
シフト制であれば、時差があってもシフトの予定が組みやすいので海外在住の方にもおすすめです。
特にコールセンターなどに代表されるオペレーション業務は、24時間体制な企業も多いので、在住国と時差があってもシフト対応が可能です。求人検索のヒントにしてください。
シフト制勤務を始める前のチェックポイント
シフト制で働く前に確認すべきことがいくつかありますので紹介します。
給与の振り込み口座を確認
海外在住の方は、給与の振り込み口座を確認しましょう。
一般的に、日本在住企業の給与は日本にある銀行口座への振り込みとなります。
事前に口座情報を確認し、準備しておくと安心です。
また、インターネットバンキングを利用すると、海外在住でも日本国内への送金や残高確認がオンラインで可能になるため、登録しておくと便利でしょう。
希望シフトの提出期限を守る
シフト申請の提出期限は決まっています。勤務先のシフト調整や信頼関係のためにも、期限までに必ず提出しましょう。
やむを得ない事情で提出が遅れる場合は、早めに担当者へ連絡・相談を。
勤務先が労働条件を明示しているか
労働基準法では、勤務先が労働者に対して所定の労働条件を書面により明示しなければならないと定めています。
勤務先から以下の労働条件が明示されているか確認しましょう。
①契約期間
②期間の定めがある契約を更新する場合の基準
③就業場所、従事する業務
④始業・終業時刻、休憩、休日など
⑤賃金の決定方法、支払い時期など
⑥退職(解雇の事由を含む)
労働時間・休憩時間を確認
シフト制で働く際の労働時間や休憩時間は、法律で下記の通り決まっています。
原則8時間/日、40時間/週
労働時間が1日6時間を超える場合は45分以上の休憩、1日8時間を超える場合は1時間以上の休憩が義務付けられている
年次有給休暇の取得を確認
シフト制労働者も年次有給休暇が取得できます。
厚生労働省では「シフト制労働者の場合であっても、雇入れの日から起算して6か月間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤したときは、労働基準法所定の日数の年次有給休暇を付与しなければなりません」としています。※
※引用元:「いわゆる「シフト制」により就業する労働者の適切な雇用管理を行うための留意事項」
急な体調不良などで休む場合は
できるだけ早めに勤務先へ連絡しましょう。
休む場合の連絡フローを、事前に勤務先に確認しておくといざというときにスムーズです。
体調不良による欠勤の際は、現状と回復見込みを伝えると勤務先がシフトの再調整をしやすいでしょう。
代わりの人を探すのは雇用側の責任なので、代わりを探してほしいと言われても応じる必要はありません。
まとめ
この記事では、シフト制について紹介しました。
シフト制とは、自分や家族の予定に合った働き方ができたり、海外在住の方も問題なく働けたりする働き方です。
PR市場では、シフト制在宅ワーク求人を多数取り扱っています。ご興味のある方は、ぜひ求人検索してください。